最後の試練

先日ご報告した通り、母の治療が終わった。
その1週間後、治療による骨髄抑制が強く血液検査で外出禁止となった母。
しきりなおして8日に「もう大丈夫です」のお墨付きをいただき、沖縄へ帰る準備を進めた―


その矢先。


翌朝からいきなり激しい下痢と嘔吐を繰り返し、全く動けない状態になってしまった。その後も症状はひどくなる一方で、姉に連絡し来てもらう。

「胃腸炎だね。色からして、ロタウイルスかなぁ」
トイレやタオルなどは別にするように、ユヅキを近づけないように...など指示を受け、とりあえず自宅で点滴。

しかし翌日も症状は変わらず食事も取れない状態なので、姉が点滴3日分を処方してくれた。


「今日は仕事で行けないから。点滴取りに来て」
仕方なく、母をおいて一路病院へ。


ちっ。
昨日ルートキープしとかなかったことを悔やむ。
脱水で虚脱しまくっている静脈ちゃんを前に気乗りせず、ノソノソと準備開始...
ていうか、駆血帯ないじゃん!!  Σ( ̄Д ̄;)
士気は失せるばかりだが、苦しむ母を前にしては背水の陣である。
髪を縛っていたゴムを切って腕をしばり、バチバチ叩いて静脈ちゃんを起こして何とかルートをキープ。
針金ハンガーを曲げて点滴ボトルをつり下げ、育休でなまった頭を酷使しながら「えっと、メイン①がVeenFにマルタミン、プリンペラン...」と処方箋どおりに調整し、何とか一段落。


ホッとしたのもつかの間。
ユヅキの授乳、おむつ、自分たちのご飯、片付けなどの家事...
そうこうしているうちに、2本目の点滴...
結構忙しい!!


お誘いをいただいていたママ友クリスマス・忘年会にも出席できず、申し訳ないなぁ〜と思いつも、ウイルス性胃腸炎を考えるとそんな状態で遊びに行ったら感染対策委員のあの怖いお方に「ダメ人間」の烙印を押されることでしょう。
まして大事なお子さん方にうつしたら....
○○会の△田先生に懐かしの"鍋蓋ポン酒一気"洗礼をうけることになりかねん
あな、恐ろしや。。。


こんな数日を過ごし、ようやく起き上がってお粥など口にできるようになった母。予定を1日だけずらして、「もう最後ねー」なんて余韻にひたる余裕もなく、今日札幌を発った―


バタバタしすぎて何が何だかわからんうちに、そして誰もいなくなった...状態。
↓話し相手は喃語使いのユヅキのみ
下痢うつらなかったの。エライね、たくましいちびっ子♪


間もなく私も、雪国・札幌から脱出します。
でも、雪はなくても結構寒いのよね...冬の浜松(_ _;)