やっぱり難しい東京II

東京で珍道中をしたのはすでに周知の事実であるが...


名誉のために言っておきたい。

東京は首都である。
日本の中心、代表地点なのだから、誰にでもわかりやすく、優しく模範的であるべきなのである。


東京、丸の内線に乗る前に(正確にはスタバに行く前に...)トイレに寄ったときのこと―


最近のトイレは個室のドアに荷物フックがなく、壁面や背面に設置されていることがある。

これは犯罪防止のため、とも言われていて、要はー
ドアに設置すると用を足している間に、上からヒョイッって盗られる可能性があるからである。

だから設置するなら、侵入者の手の届かない壁面や背面ならよいだろう...という流れ。


しかーーしっっ


丸の内線のトイレには、個室にこの"荷物フック"そのものがなかった!

確かに背面の壁には段があり、"ここに荷物を置きなさいよ"ていう意図なのは私でも分かった。


でも!
じゃーぁさ、じゃぁさ、、、コートとかはぁ??

置いてもパサッて床に落ちちゃったりして困るじゃんねぇ


気が気じゃないよ
落ちかけてないかチラチラCHECKしないといけないし、そっと後ろ手で押さえたりしないといけないよ! 


ブチブチ文句を独りごちながら、まぁ落ち着かない状態で用を足しましたよ。


でもって、出て洗面台に行きました。 ハイっ


「・・・???」


手洗い石鹸がないじゃぁないのっ!


なんで?

東京ってそうなの?

手、洗わないの??


(そもそも外ではイロイロ怖い犯罪があるから普段からトイレにはなるべく行かないようにしているから現在の仕様が分からない...)



でもよく見ると、洗面台の壁には棒状の突起がついていて、突起にはちっちゃなボタンがついている!


ピコーンっ(・ω・)d


ここで私の脳裏には2つの答えが浮かんだ。

①これは、最新の「壁備え付け」洗剤口

②これは、以前洗剤ボトルを付けていた支柱(でも洗剤ボトルは犯罪防止のため取り外された)


この2つの考えの中で揺れ動く私....


①を信じてみる → このボタン様突起を押すと洗剤が下からジャーッてでるに違いない!

②を信じてみる → 現在、手は洗剤では洗えない。水洗いするべし。東京人には周知の事実でみんな除菌用ウエットティッシュを持参している!


σ(ーΩー)う〜〜〜〜ん...

(以下、思考中・・・0.1秒)


とりあえず押してみる。 (ボチッとな)


 「しーん」


押しが足りないか?  (再トライ)


 「しーーーーーん」


①、はずれたか...?
ここで勇気を持って棒の下面に噴射口があるかを確かめたい衝動に駆られる。


誰か来たら恥ずかしいので、チラっとのぞき込む。

しかーし。
そんなちっちゃな勇気では確認できない角度である。

ガッってしゃがんで思いっきり下からのぞき込まないとダメなのである。


小心者には答えを教えてくれない世の中なのか?


でもまぁこんなところで時間つぶしているヒマはないので、とりあえず②だったと判定して、水洗いで済まそう。

かなり消化不良な気分で、出口へ向かってスタスタ歩くと、パウダーコーナー(お化粧直しスペース)がー



ナンと!
あの、「棒状突起」があるではないか。


フムフム(*゚Д゚)φ))ナルホド!!


あれは、「荷物フック」だったのね... (あー、しゃがんで覗かなくてよかった)


個室にはフック付けてないくせに、、、

なんでやねんっヾ(。`Д´。)ノ彡